通学電車物語




俺、羽柴司はピンチに立たされていた



彼女の手を握ったまでは良かったんだ



スベスベかつ、ホワホワな彼女の手



直ぐに離すと誓いながら

クソ粘ちっこい俺は
中々離せずにいた



それがまずかった-!!



彼女の手を握って少しすると、俺の頭から幸せな重みが消えた



それが何を意味するか





彼女が起きちまったんだ-!!





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