ドンっ！
鈍い音。
響く痛み。
（こいつの身体は一体どうなっているんだ？？）
と思ってしまうほどの力の強さ。
こいつに力では勝てそうにもない。
こいつに勝つために必要なのは･･･
“スピード”
俺はこれまで自分の力のみで
相手をねじ伏せていた。
しかし、こいつの力は俺よりも
遙かに上を行くものだった。
その力は、たった一発拳を振り下ろしただけで
その地面に大きなクレーターを空けてしまうほどだった。
あんなのを喰らったら
流石に俺もきついと俺自身判断した。
そして俺が取った行動とは、
未だかつて、他の獣たちの前では
一度も使ったことのない技。
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