僕は、君が起きるのを待っていた。 時々うたた寝をしながら。 だって、君のその寝顔を 無理矢理起こしてしまいたくは なかったから。 「んーっ」 君は小さく唸った。 その声を聞いて 僕は君が起きたのかと思って、 おき上がった。 でも、それは君のただの寝言だった。 僕は君が起きたらすぐに謝ろうと思っていた。 許してくれるまで謝って、 それから僕は一緒に昨日祝えなかった 出会いの日を祝おうと思っていた。 君はなかなか起きなかったから、 一足先に僕は台所を失敬して 祝いの料理を作り始めた。 .