……………。





何だか朝倉君は余裕で、

私ばかりがドキドキしてる…




ならばと、私は背を向けて歩き出す朝倉君に声を掛けた。

























「じっ、じゃあね!いっ樹!
放課後一緒に帰ろうね!」



言い終わり、朝倉君が振り返る前に、私は美砂の方へ走った。







きっと…いや、絶対聞こえただろう。



だって、それよりも遠くに居たはずの美砂が歩きながらニヤニヤしていたから…………。









~『付き合い始めて』END~