「だから、まひるの手を触るんだ……。まひるの赤い顔が見たくて。

でも…体育委員会の時……まひるも俺の手を握り返してくれて、別の感情が生まれたんだ」



あの時、最初こそびっくりしたし恥ずかしかったけど、朝倉君の手を離したくなかったから、途中から無意識の内に握り返してたんだ…。




「凄く嬉しかった…いつも以上に満たされて、絶対離したくなかった。

それと同時に、もっとまひるが欲しくなった…
手を触るだけじゃなくて、抱きしめてキスして、真っ赤になりながら俺でいっぱいにさせたいと思った。
まひるの全部が欲しくなった…」



私を見つめる朝倉君の目が、ギラギラして見えた。



でもそれは怖いものではなくて、
愛情いっぱいのギラギラした目だとわかるから、とても恥ずかしくて、
身体の奥から熱くなるのを感じた。