「…ぷはぁっ! はぁはぁ……。」


結構息我慢してたんだよ…



強気張ってたけどもう限界みたい…。



「…っていうか、あなた誰!?」



ずっと気になってたんだよ。こんな人うちで見たことないけど…。



うーん…?


まさか……泥棒とかじゃないよね!?



…ハハ、まさか…ね。



恐る恐る顔を見ると、目が合った。



綺麗な瞳に吸い込まれそうでそらしたけど…。



「…お前、もしかして……斎藤結魅?」



ほわっ!?



「…な…なななな……何で私の名を…っ!?」



ここで後退りをしたいところだけど後ろはドアだから下がれない。



………もしかして私は今ピンチなのでは?



「…へえ…お前が…」


顎に手を移動し、ニヤリと笑った。



「……。」



しーん…



ハッ(゜ロ゜)!?



そういえば時間!!




今何時だろ…?



ベッドの隣にある小さい机の上に目覚まし時計があり、目を凝らして時間を見ると……。