パーティーから無理矢理帰された土方は不機嫌オーラを漂わせながら帰ってきた。 車から降りたら、真っ青な顔をした叔母メイドが走ってきて、 『羚様っ…!…ご主人と…奥様が……亡くなられました…』 土方にはその言葉を理解出来なかった。 ただ、そこに立ち尽くしてるだけ。 時間が過ぎていく。 脳内が混乱し、現実を受け止められない。 優しかった母様。 頑固で優しくて、責任感のある父さん。 どうして… 神様……… どうして…… 『…うっ、嘘だ!!』 _オレを不幸にするの?