あなたは誰なのですか?


心の中に問いかける。


『あたなの、は......』



よく聞こえないのですが....、



『いずれ知る事になるでしょう......。
それにしても、あなた身体がとても繊細で壊れやすい。
珍しい一種のヴァンパイア...貴重ね。 ふふっ』


...さっきよりスラスラ喋ってる…。





『…それに対して、不思議な力を持っている……興味深いわ……』





考えるように言う。






本当に一体誰なんだろう?




大事! と思うところは途切れ途切れでしか聞こえないし……。






どうゆうこと…?






『…ま、あれこれ考えるんじゃなくて体調悪いんでしょ? 寝なさい。』






え、あ~…




(この人で頭が痛かったんだけど……考えるのも疲れてきたし……今日はなんか体力が……)







意識が遠くなる…。




(…よっぽど疲れてたんだな……あ……たし…)






あたしは深い眠りについたー………。