和みますなぁー……。
と、うんうん頷いてると……
ドアにもたれかかって形相でこちらを睨み付けている人物が目に入り、あたしの額には冷たい焦汗が流れたのが分かった。
「………(焦汗)」
あたしがずっとドアの方を見ているのが気になったのか、あたしの視線を辿って土方さんを見た。
ちらっと視線を可愛い執事さんに向けると……とびっきりの笑顔を土方さんに向けている。
(…ある意味、怖い…)
「…あ、あの?」
恐る恐る執事さんに声をかけると、ゆっくりこっちを振り向いて、
「……じゃあ、しっかり寝て体力をつけて下さい。 僕達はひきますね…ごゆっくり。何かあればすぐ呼んでください。」
「…え、あ、うん?」
「………行くよ、土方くん」
可愛い執事さんは土方さんを引っ張って出ていった。

