°*†13人の執事†*°【新撰組・歴史上人物の子孫達!?】~№1 出会い編~




「うっううん! 大丈夫だよ!っていうか起きてたし! うん!」




必死にそう話す自分が“素直でバカで分かりやすい奴”だと自分自身に呟いた。




「…そう、ですか。 それなら良かったです。 ところで……具合は?」





「あ~…ちょっと気分悪いだけだよ…後は何もないから大丈夫」





と答えると……






「!? ダメじゃないですか! 気分が優れないなら寝て下さい!」




隣に立っていた執事さんは、あたしが体を起こしてたから半ば無理矢理ベッドに寝かされた。







「…え?」






「はいはい。 寝てて下さいよ? 頭が少しでも痛ければ余計悪化しますよ、今は。」







「…今?」






何となくその言葉が引っ掛かった。





「……お気になさらず。」





にっこり笑顔でこの場をしのごうとするのがバレバレ。





でも流しておいた。






「…うん、分かった。そこまで言うなら寝るね」




「はい。そうして下さい。」





またにっこり笑顔。
得意だなぁ~…。