°*†13人の執事†*°【新撰組・歴史上人物の子孫達!?】~№1 出会い編~




コンコン__…





「!?」




声にならない悲鳴をあげた。




「…っち」




「あの…、土方くん?」




ドアの向こうから声がする。…たぶん、この声は可愛い執事さんだと思う。




「……ああ、何だ?」




そう呟いてあたしの上からどき、ドアを開けた。




いかにも不機嫌なんだよ! とでも言いたげな態度で…。





―ガチャン!!





「…あ、開いた。ってそれよりも…! 結魅様が起きたらどうするんですか!?」





「…お前がうるさいし」




「あっ! そうか……。申し訳ございません。結魅様。」





ベッドの方に体を向け、頭を下げようとした時、あの…可愛い執事さんと目があった。








頭を下げた後、すぐバッと頭を上げた。


「?……!?」


最初は訳の分からないみたいな顔になったけど、すぐに私が起きているという状況を理解したのか…にっこり笑顔に戻り、





「……お目覚めですか。 おはようございます。」





また一礼をした。






「…僕の大きな声で起きてしまいましたか?」






上目遣いで見つめられ、心の中で『ズッキュ―ン!』と音を立てた。