°*†13人の執事†*°【新撰組・歴史上人物の子孫達!?】~№1 出会い編~




何で押し倒されてるの!?



「…お風呂場で男女会って何もないなんてないよな? そんな言い訳で逃れるとでも思ってんの?」





うぐっ…!




し、しぶとい……。




そもそも何でそこまで気にするんだろう?





って…なーんーで!!



この人上にのってんのよぉぉ!!





「……どいて下さい」





「理由、言わないとどけないなー?」




「……皆の自己紹介まだ聞いてないので、早めに再開したほうが良さそうなんで……どいて下さい」



「自己紹介はまた今度に移動するってよ。しかもな、急いでるっぽいけど、時間削ってんの自分だろ?」





「うっ……」



そ…そうだけど……。






「そこまであたしに構わないで結構ですよ。 執事だからといって全て事情は知らなくていいじゃないですか」





「…執事の意じゃなくて、オレは個人的にお前の事知りたいんだよ…」




切なく、苦しそうな表情で顔をしかめた。



何でそんな顔するの?




「……っ」



「………」




あたしは何も言えなくなり、この人を見てると、胸の辺りからキリキリするから視線をそらした。