「…すごいなぁ……。 いとこ同士でここに会えるなんて…」
ボソッ……って言ったつもりなのに、原田君は
「…結魅はお嬢様だもんな。寂しかっただろ?」
と言いながらあたしの頭を撫でた。
優しいなぁー…。
「…さて、自己紹介再開しますよ」
パンと手を叩くと…
誰かが手を挙げた__
「…じゃ、次オレの番っすよね!?」
―お風呂で会った男だ。
「ぅ…」
思わず唸り声が…
ハッ(゜ロ゜)!?
待って…
今思い出した……
さっき会った人達も自己紹介するんだよね?
じゃあ、部屋で変な状況になった(?)あの男も___!?
いや…その男はさっき雑誌を読んでいたから当たり前いる…。
リビングのドアを開けて、光景を見たときは血の気が引いたのに……。