「あっ、そうだ。今日の夜空いてるか?空いてんならうちにこいよ。」
えーーーーーえーーーーーえーーーーー。
舜ちゃんにさそわれちゃったよ。
どーしよどーしよどーしよ。
「あれ、もしかして空いてないのか?」
「いや、空いてます。全力で空いてます。」
「なら、よかった。ぢゃあ夜まってるぜ。」
「うん。」
それから他愛もない話をしながら歩いているといつのまにかついていた。
「キャー。舜也さまよー。」
「かっこいいー。」
と、校門では黄色い歓声が飛んでいる。
「相変わらずすごい歓声だね。」
「あぁ、もう慣れたさ。」
苦笑いを浮かべながら言っている。
「それぢゃ、仕事だから行くわ。」
「うん、ばいばい。」
「おう、また夜にな!」
