「莉子ー。莉子ー。」
舜ちゃんの声が聞こえる。
探してくれてたんだ…。
「舜ちゃんっ。」
「莉子。」
舜ちゃんが私に向かって走ってきてくれる。
そんなささいなことでも幸せだと思えた。
「莉子っ!」
舜ちゃんにすごい力で抱きしめられた。息ができないくらい苦しい。
「舜ちゃん。く…るじぃ。」
パッ
「わりぃ、莉子。」
よし、ちゃんと言おう。
「舜ちゃん、さっきはごめんね。」
「いや、俺のほうこそ悪かった。
俺さずっと前から莉子のこと好きだったんだ。莉子が大人になるたびに焦った。
変な男がよりつかないか心配にもなった。
さっきも莉子に好きな人がいるってわかってどうしようって思ったんだ。
だから、大人げないこと言っちまった。
いまさらだよな。ずっと兄みたいに慕ってくれた莉子にこんなこというなんて。」
舜ちゃんの声が聞こえる。
探してくれてたんだ…。
「舜ちゃんっ。」
「莉子。」
舜ちゃんが私に向かって走ってきてくれる。
そんなささいなことでも幸せだと思えた。
「莉子っ!」
舜ちゃんにすごい力で抱きしめられた。息ができないくらい苦しい。
「舜ちゃん。く…るじぃ。」
パッ
「わりぃ、莉子。」
よし、ちゃんと言おう。
「舜ちゃん、さっきはごめんね。」
「いや、俺のほうこそ悪かった。
俺さずっと前から莉子のこと好きだったんだ。莉子が大人になるたびに焦った。
変な男がよりつかないか心配にもなった。
さっきも莉子に好きな人がいるってわかってどうしようって思ったんだ。
だから、大人げないこと言っちまった。
いまさらだよな。ずっと兄みたいに慕ってくれた莉子にこんなこというなんて。」
