悲しいほどに 鮮やかに
輝いた日々 よぎってく
分かってたはず こんなこと
歩く道さえ 消えた


乾いた地面 細い花
散った花びら かき集め
握りしめたら 千切れてく
綺麗なほどに 儚ない


変わらない そう信じてた
3月に咲いたこの花
あの時の もの全部 変わっていった もういない


手を振りほどき 前を見て 振り返らずに 歩く君
鮮やかな 花びらを 残して消えた 君の影

追いつけないよ 立ちすくむ 進む力も 無くなった
残された 花びらと 君の足跡 消えないで


(ちょっとだけ 君に会いたい ちょっとだけ)


小さく生えた 一つの芽 
受け入れられない 真実を
クシャクシャにして 書き消した
一歩が怖い だけど

もういない あの日の僕ら
薄れてく 君への想い
腕広げ 感情も 運命さえも 抱きしめた

花が咲いたら 水をやる
無かったことに しないから
カレンダー 文字を消す 大切だった日 見送った

空を見上げて ありがとう 
いろんなものを もらったよ
幸せも 苦しみも 全て素敵な 宝物


澄み切った地面 きれいな花


ちゃんと咲いたね ありがとう