10センチの ハイヒール履いて
靴ずれして 転んだりして

背伸びせずにとどくようになりたい
あなたの可愛い癖毛の先まで 

私を大人にして
見上げるだけは嫌
眩しい背中に追いつきたい
本物に紛れた おもちゃ箱の指輪
つま先立ちの 小さな私 



真っ赤なリップ マスカラしたのに
似合わないぞと からかわれた

そのままでいいよと笑うあなた 
心のドアを叩かれたみたいで

私を撫でていて
まだ子供でいいや
ちょっぴりつまずいたとしても 

あなたに守られる 弱虫で泣き虫
あなたの隣 これが私