蘭蝶Ⅱ【完】

目を開けると一面真っ白で、それが壁だと認識するのに少し時間がかかった


ここ…どこだろ…?

俺…何してたんだ…?



思い出そうとすると、頭が痛む



コンコン


「蓮ー。今日も来たよ~…って…え…?」



開いた扉から出てきたのは、知らない女の子



蓮「…誰…?」

「蓮!?いつ目が覚めたの!?」



女の子が俺に抱きつく



蓮「…誰…ですか…?」

「え…ちょっと、あたしのこと忘れたの!?穂乃香だよっ!穂乃香っ!」