蓮「…っ…俺が悪いのは知ってんだよ！！いいから出てけ！！」



蓮が今までに見たことのないくらい悲しい、苦しそうな顔をして叫んだ



千夏「…別にいいもん。また来るから。でも、千夏は蓮君のこといつも見てるってこと、覚えといて。また…あの子みたくなるかもね…？」



千夏がチラッとこっちを見て言った



あの子？


蓮の顔色が変わる


蓮「…ふざけんなよ。今度は前みてぇにはさせねぇ。俺が守る」

千夏「ふふっ。別に千夏は悪くないよ？悪いのは蓮君をたぶらかす女…。千夏は、蓮君にくっつく害虫を退治してるだけだもん」



それだけ言うと、千夏は理事長室を出て行った




海斗「何なんだ…あの女……」

來「ずいぶんヒステリックな野郎だな」



來さんもいかにも気に入らないという顔をした