沙織「あのときね、散歩してたの。あの場所の近くを」
桜「ッ……」
沙織「そしたら、桜ちゃんが連れて行かれるのを見て…」
その先のことは説明しなくても分かった
桜「じゃあ、蘭姉が………」
沙織「えぇ…見てたわ」
沙織さんは苦痛な顔をして続ける
沙織「あのね、あたしには戦乱風‐センランフウ‐って術を使えるの。戦乱風っていうのは、瀕死状態の人間―死にそうな人間を助ける術。だから、それで蘭ちゃんを助けようとした。でも、間に合わなかった……。この術にはね、霊力が必要なの。たくさんの霊力が――。あたしの霊力がもっとあれば、蘭ちゃんは助かったかもしれないッ。でも、あたしの力不足で―――」
沙織さんは泣いていた
桜「ちがう!沙織さんは悪くない…悪いのは全部あたし…」
桜「ッ……」
沙織「そしたら、桜ちゃんが連れて行かれるのを見て…」
その先のことは説明しなくても分かった
桜「じゃあ、蘭姉が………」
沙織「えぇ…見てたわ」
沙織さんは苦痛な顔をして続ける
沙織「あのね、あたしには戦乱風‐センランフウ‐って術を使えるの。戦乱風っていうのは、瀕死状態の人間―死にそうな人間を助ける術。だから、それで蘭ちゃんを助けようとした。でも、間に合わなかった……。この術にはね、霊力が必要なの。たくさんの霊力が――。あたしの霊力がもっとあれば、蘭ちゃんは助かったかもしれないッ。でも、あたしの力不足で―――」
沙織さんは泣いていた
桜「ちがう!沙織さんは悪くない…悪いのは全部あたし…」

