スネークアイズ

P.M.16:20

「ここです。中矢さん。」

野地とかをりは、旧神宮寺邸の前にいた。
今も誰も住んでいなく、十九年前と変わらなぬ姿をしている。

「友人に許可を得ています。どうぞ、中に入りましょう。」

二人は、玄関のドアを開けた。

『ギーッ』

錆びれたドアの軋む音がする。

「二階が寝室になっています。神宮寺夫婦は上で…姉弟は、一階の居間で刺された様ですね。」

「凶器が見つかったのは?」

「一階で、長男の政一朗くんが握りしめていたそうです。」

「そうですか?」

この事件の現場検証をする為に、かをりと野地は岡山の旧神宮寺邸まで来ていた。

かをりは、触らぬ神に触れた思いでいた。

「今日はこのくらいにして、近くのホテルに予約してますので行きましょう。」

「はい…。」

二人は、現場近くのボストンホテルで体を休める事にした。