スネークアイズ

『新宿区警察署』

「宮本武志と言います。父がこちらで、お世話になってるいう事で伺ったんですが…。」

「はい、こちらでお待ち下さい。」

一人の警官が、奥の部屋に向かって行った。

「はい。ご協力ありがとうございました。調書を取らせて頂いたので、もうお帰りになってよろしいですよ。」

池上警部と一人の警察官が、取調室で宮本公志に事情聴取をしていた。

「はい、それでは失礼します。」

三人が、取調室から出て来る。

「親父!」

「久しぶりだな、武志。心配かけたな。」

少しやつれた顔で、いつもの笑顔が戻った公志がいる。

「本当に心配したよ。でも、無事で何よりだ…車待たしてるから、帰ろう。」

「あぁ、すまない…。」
「池上さん、失礼します。」

「武志くん、ちょっとだけいいかな?」

武志と池上が、廊下の突き当たりで話をしている。

「二人の殺人犯は、全国に一斉指名手配する事になった。渋谷での下山先輩が殺された事件の事なんだけど…。」

「はい。何か疑問でも?」

「それが、君が赤木と呼んでいた男の遺体なんだが、指紋や歯形から特定した結果…三輪圭太郎というある殺人事件で指名手配している男だったんだよ。」

「どういう事ですか…?」