スネークアイズ

「…?……!」

沼田が両手首から大量の血を流して倒れてる。右手に包丁を握りしめている。見た所…死んでいる。
何故か、親父の顔が浮かび、気が付いたらケイタイをかけていた。
「もしもし、父さん…今、ブルーノートにいるんだけど、沼田さんが…沼田さんが倒れてる。多分死んでるみたい…。」
「…………。」
「と、とりあえず、警察と和田さんに連絡した方が…いいよね。」
「やめなさい、まず警察だけに事情を話すんだ…いいな」そう言って公志はすぐに電話を切る。
武志は言われるがまま、警察に通報をする…。

A.M.6:50
パトカー四台と救急車一台が到着。
第一発見者の武志が警察官に説明をしている。
和田オーナーも15分後に現れる。
「何だ…何が起こってるんだ…!」かなり慌てふためいている。
しかし、公志は現場に現れる事はなかった…。