スネークアイズ

宮本武志が現れる。

「二人とも、随分やられてんな。後は俺に任せろ!」

武志が二人に向かって、親指を立てる。

「じゃあ、行くぜ…王蓮!」

武志が先に仕掛ける!

「エイッ!ハッ!」

武志の右ストレートが空を切る…すかさず、左膝が蓮のボディを掠めた!

武志の裏に回り、上空に舞う!

蓮の右足が、武志の顔面にトップスピードで飛んできた!

『ブォーッ』

武志は、瞬時に左に体をそらし…即、体を捻り反転して蓮の右足を武志の右肩で受け、そのまま一本背負いをする!

「デァーッ!」

蓮の体が、コンクリートの床に叩きつけられる!
『ドオォーン…』

蓮の顔面から、大量の血が流れ出る。

「フゥーッ、ゴホッ…ガッ…。」

蓮は足を引き吊りながら、起き上がる。

「もう終わりだ…これ以上は無意味だ!」

武志は、放出していた闘志を消した。

「ウリャーッ!」

蓮が最後の力を振り絞って、武志に向かってくる!


『バキューン!』


銃声と共に、武志のカラダが真っ赤に染まる…。