スネークアイズ

15:00

渋谷の映画館の前で、下山と私立探偵の野地恭平が話をしている。

「先輩、今回の件の黒幕が掴めそうです!」

野地が下山に、耳を出す合図をして、小声で話す。

「………。」

下山の顔色が一瞬にして凍る。

「そうか、まだここを離れられない。また何か動きがあったら教えてくれ。」

そう言い、下山は30分毎に見張りをしている、劇場内に戻っていく…。」

栄治とダイの二人は、渋谷のスクランブル交差点を歩いていた。

「おい、エイジ!」

ダイは、栄治にわかるように指をさす。

「誰だ、アイツ…?」

四人の男たちが、話してる風景。栄治はダイの顔を見上げる。

「アイツらの内、三人があの現場にいた。」

栄治の目つきが変わる!

「じゃあ、もう一人のヤツが斎木か…!」

二人は、四人の男たちの近くに歩み寄る。