私と彼の恋愛事情

「ところでさ、今から買い物に行こうと思うの」

「あ~夕飯のね。じゃあ、はいお金」

ちゃんとお金を受け取ってポケットに入れた瞬間、ゆなが部屋から飛び出てきた。

「ちょっと待ったー!!あなたも行くのよ、神崎君!」

ビシッと指をさすゆな。

一体この子は何がしたいのか…。

「え、俺も?」

「当たり前じゃない!そのワンちゃんのご飯も買わなきゃでしょ!」

神崎君が腕に抱いている犬を見る。

一気に3人に見つめられて少し怯えているみたいだ。

「まぁ、そうだな」

こうして神崎君も一緒に行くことになった。

待てよ?

一緒に買い物?

なんかすっごい嬉しいんだけど!!

思わずゆなを見るとゆなはにっこり笑ってピースした。

ありがとう、ゆな。