―恭弥side―
学年がひとつ上がって高校2年。
親の会社経営が危なくなった。
海外に行くから知り合いの家にお世話になれと言われたのはつい最近のことだ。
俺は1人でも大丈夫だと言ったが、母さんが心配してしょうがない。
「で、知り合いって誰だよ」
「黒木さんっていうの。あ、確か恭弥と同じ学校の女の子がいるはずよ」
「何て名前?」
「黒木華那ちゃん!可愛い名前でしょ?」
黒木 華那?
どっかで聞いたな。
……………あ、俺に告白してきた女子だ。
「私とは小さい時にしか会ったことないから覚えてるかわからないけど―…」
ペラペラと話を続ける母さんを横目に荷造りをする。
「だからね、迷惑のないようにしてよ?いいわね?」
「わかったから」
半分以上、話聞いてなかったけど。
そんなこんなで黒木と同居することになった。
すこししてからわかったことがある。
黒木は俺にフラれたと思ってたらしい。
本当に笑える。
俺はフッてなんかないのに。
面白そうな恋愛ゲームを提案したらやっぱり乗ってくる黒木。
俺が惚れたら負けの恋愛ゲーム…。
面白そうじゃない?
なんだかアイツといると飽きないんだ。
学年がひとつ上がって高校2年。
親の会社経営が危なくなった。
海外に行くから知り合いの家にお世話になれと言われたのはつい最近のことだ。
俺は1人でも大丈夫だと言ったが、母さんが心配してしょうがない。
「で、知り合いって誰だよ」
「黒木さんっていうの。あ、確か恭弥と同じ学校の女の子がいるはずよ」
「何て名前?」
「黒木華那ちゃん!可愛い名前でしょ?」
黒木 華那?
どっかで聞いたな。
……………あ、俺に告白してきた女子だ。
「私とは小さい時にしか会ったことないから覚えてるかわからないけど―…」
ペラペラと話を続ける母さんを横目に荷造りをする。
「だからね、迷惑のないようにしてよ?いいわね?」
「わかったから」
半分以上、話聞いてなかったけど。
そんなこんなで黒木と同居することになった。
すこししてからわかったことがある。
黒木は俺にフラれたと思ってたらしい。
本当に笑える。
俺はフッてなんかないのに。
面白そうな恋愛ゲームを提案したらやっぱり乗ってくる黒木。
俺が惚れたら負けの恋愛ゲーム…。
面白そうじゃない?
なんだかアイツといると飽きないんだ。
