生徒会室のドアを開くと

大人びた男の人が

座っているのがみえた

生徒会の…先輩かな?



『何がご用でしょうか?』



礼儀正しく

いかにも生徒会らしい口調





『生徒会の補欠選挙…
立候補したいなと思って…』



『あっ!!やりますか!?
お名前教えてください』



『1年の浅野美伶です』



『浅野さんね!!
僕は書記で2年の津村です。
僕から会長に伝えておきますね』



『お願いします』




立候補って

案外簡単なんだなあ

そう思って

美伶は生徒会室を出た