いばりんぼ王様 [短編]




   

「王様には

もうこの魔法も

必要ないようだね。」










「え~~~~いっ!!」







王様は

キラキラとまぶしい光に包まれ

    




「しゅるるるるる~」





と体がもとの大きさにもどりました。





それと同時に

魔女もいなくなったのです。






町の人たちは

   

王様がやっと人の気持ちが

わかるようになって

とっても喜んでいました。






町の人たちは

王様に言ったのです。




「王様!!
  
私たちも王様のことを

つきとばしてしまって

ごめんなさい。」



「そして、

これからも この町の

ステキな王様でいてください!!」と。






それを聞いた王様は

またまた 

涙でいっぱいになりました。