そして、言ったのです。 「王様や やっと人の気持ちが わかるようになったねぇ」 「私は 王様に 人の気持ちがわかってほしくて 魔法をかけたんだよ。」 「おばあさん・・・」 「自分がイヤな気持ちに なることは 相手も同じ。」 「これからは 人を大切にして 相手の事をよく考えて 生きていくんだよ。」 「そうすれば、 みんなが幸せになれるし 自分も幸せになれるの。 わかったね。」 王様は ふかく うなずきました。 魔女は 王様につえを向け 言ったのです。