王様は 自分が小さくなってみて 初めて 人の気持ちが わかるようになったのです。 自分よりも大きい人が こんなにも怖く見えること。 つきとばされることが こんなにも痛いこと。 いじわるをされるって こんなにも かなしくて つらいこと。 「私は今まで 町の人たちに こんなひどいことを していたなんて。」 「本当に悪いことをした・・・」 王様は やっと気づいたのです。