ある日のこと。 王様がいつものように いばりながら 町を歩いていると 一人の黒い頭巾をかぶった おばあさんに出会いました。 おばあさんは とっても のどが渇いて 道のまん中に すわりこんでいたのです。 おばあさんは 王様を見るといいました。 「王様、どうかお願いです。 私に少しばかり水を 分けてはもらえませんか?」