甘い甘い響き。 どんなに不可能な願いでも、叶う。 物語を終わらせることができたら。 それは本当?どんな願いでも叶うの? じゃあ、 ―――あの人との未来を手にできる? 「……っ!」 息を呑んだ。完全に、無意識のうちの思考だった。 今のが、命を擲ってでも叶えたい願い? …でも、あの人って誰だろう。私は知らない。 『願いが、あるようだね』 直接頭に響く声が、さらに反響して混乱を増長させる。