柏を見ると首を振っていた。
「また、ドアになにやら書いてあります。」
「本当だわ。」
その内容を読み上げようとした。
「えーっと...」
[愛する人にキスするべし]
また!?
柏をチラッとみると内容を知っているのかニヤニヤと笑っていた。
「お嬢様...。私はいつでも準備万端にございます。」
「本気!?」
あきれる...。
なんて変な森なのかしら。
でも、キスしないとここから抜け出せないのよね。
まったく...。
「柏、かがみなさい。」
「御意。」
柏は私の顔の近くまでかがんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…