「お嬢様!あの光は?」

「何かしら?」



柏の指差すところを見ると光が反射して七色に光っていた。



「あれは外の国に帰れる光にございます。」


「叔父さん。知ってるの?」



叔父さんが教えてくれた。



「飛び込めばいいのね?...よし。」



そのとき...。


「ちょっと、柏!降ろしなさい!!」

「いいではないですか、お姫様抱っこですよ。」


柏に軽々持ち上げられていた私。



「では、飛び込みますよ!1!2!3!」



そして、体がふわっと浮いた。


また、遠ざかっていく意識...。