「亜莉栖。上手だな?いつのまにこんなにえろくなったのか。」


「バカ、柏のせいでしょ。」




こんなやり取りをしているうちに...



「おお!!これは見事な赤いバラ。」


「女王様、お気に召されて光栄です。」



叔父さんの声に振り向くとでっかい女王様が立っていた。



「そなたたちにも感謝しよう。」


「ありがたき幸せ。」



普段私の執事がやっているようにひざまづいた。


「よし...では。私はもう行く。」

「さようなら。」



女王様のでっかい後姿を見送った。