あたしが顔を下に向けて歩いていると、

須賀先輩が屋上で女の子と居るのが見えた。


須賀先輩と女の子は、仲良さげに手を繋いで、

あたしの目から見えなくなった。


「彼女…いたんだ。」


自分でも驚くぐらい、そんなにショックを受けなかった。


そんな事より、涼ちゃんが心配だったんだ。