「風雅。大丈夫?」


風雅はベッドによこたわってじっと天井を見てる。


「風・・・ごめん。」


「え・・・?」

何で謝るの、風雅


「俺は、気付いてた。・・・信じたくなかったんだ。」

結局こんな様だ、そういってははっとわらう。


「あたしが謝らなきゃだよ。あたしが総長。あたしも気づいてて、言わなかった。優しさを、間違えた。」

いつのまにか涙が流れてる。

「・・・俺だけでよかった。見直さなきゃなんねぇ。風カゼの、仲間のあり方をな。」


そうだ。

泣いてばかりいられない。