風side

ドアを開けると、いつも元気に挨拶してくる声が小さい。


「・・・風雅は?」

近くにいたしたっぱの光に聞くと、かなり空を警戒したようなめをしていった。


「奥、です。風さん、そいつは?」

空をにらみながらいった。


「神田空。」

なにも臆することなくそういいはなつ。


「神田、空?翡翠んとこの総長か?」

そのことばとともにざわざわとどよめく。


「静かに。」