だけど、おそらく。

「そいつ、風雅も人だからな、怪しいと思っても信じ続けたんだな。きっと。」


裏切りを、信じたくない。

きっと、風カゼはお互いを思いやる、でも訳ありのやつもたくさんいる族なんだ。


だから、仲間のために、強くて、仲間の裏切りに、弱い。


「あたしは、風雅たちに、任せすぎた。副総長は、今いないのよ。」