あたしは誰もいなくなった屋上で、圧倒的な数で攻めてくる紫毒と、明らかに少なくて、ふりにみえる翡翠を見つめる。


「喧嘩なんて見るの、久々だな。」


全然落ち着かない。

怪我しないかが心配。


風に対する気持ちににていることに気がつく。


でもあたしは、翡翠を騙してるから。


切ない。

「始まった。」