「紫毒が半端ねぇ人数で仕掛けてきやがる。」

スッと空気が冷たくなるのを感じた。


空、キレてる。


「とりあえずこの学校の翡翠全部集めろ。それから、応援に他の高校のやつらも呼べ。」

紫毒は、卑怯な族だ。


「武器、もってるかも。空?」

あたしがそういうと、一瞬目を見開いた。

あたしが族関係にいるって言ったようなものだから。

「そんときはそんときだ。」

こんどはふっと笑ってしたに降りていった。