金持ち女VS貧乏男

『まだなのか?』


彼が腕時計を見ながら言った。


『ん?その腕時計ってもしかして…』


彼はニヤリと笑い


『その通り!かの有名腕時計〝ラックス〟だ! ははは(笑) 見たいのか? ほれ』


ラックスって…シャンプーじゃん…
ロレックスだろ!


どれどれ見てやろう。



ロラックス…

やっぱり…


彼の言ってたブランド名は、全くの間違いじゃなさそうだ。
確かに〝ロ〟を抜いたらラックスだ…



『それにしてもすげぇ
加齢臭だな…せっかくのニワトリが台無しになるよなぁ』


『しっ!』


げっ!コイツ言ってはいけない事を!私が彼に向かって口元に人差し指を当てた時には遅かった…

周りの夫人達が私達を睨んでいた…


私は言ってない!コイツですよ!コイツ!