「きっ恭太は…この桜の木の下のジンクス…知ってる?」 「えっ?………もしかして…!?」 心臓の音が煩い。 言えっ言うんだ!美帆っ!! 「私っ恭太のことが…す…すすっ好きっ!!」 「やっぱり!!」 恭太の顔がぱっと明るくなるのを見て、私の顔が期待に緩み始めたと同時に、恭太の口が開いた。 「エイプリールフールだね!」