ホテルの一室で目を覚ました
少女はパジャマを脱ぎ私服に着替えて
荷物をトランクに詰めた
少女「さて、行くか…」
ホテルをチェックアウトして
タクシーに乗り込み
少女「………までお願いします」
そう言うと少女は外の景色を見ていた
しばらくすると
運転手「此処で良いですか?」
少女「此処で良いです…ありがとうございます」
料金を払ってタクシーを降りた
そこには大きな桜の木があった
大木に触りながら
「パパ、ママ、ただいま…」
一筋の涙を流した
その姿を一人の少年が見ていた
少女は気づかずにその場を後にした
