打ち合わせは思ったよりも早く終わった。
オレはメコをせかしながらあの場所へと向かう。
扉の横のプレートには【女子の女子による女子のための部】と書いてある。
ガラッ・・・。
「この子を変身させてください。」
オレの第一声はこれだった。
近くにいたユズが「は?」と首を傾げる。
メコを室内に入らせる。
「自分の思うこと言ってみな。」
彼女は目を点にしながら。
「ナオキ君?」
「大丈夫だって。変われるから。」
その言葉で・・・彼女は目を前に向けて―――。
「わたし・・・。」
ハルカは何かを悟ったようにニヤリと微笑む。
「わたし、は・・・変わりたいんです。お願いします。変わらせてください・・・・・・!!」
その言葉はきっと彼女たちのもとへ届く。
ハルカは笑う。
チョウも微笑する。
ユズは頭をかく。
サヨはほくそ笑む。(エロ本片手に。)
「任せなさい!!」


