ウォークマンをつけ、極力何も考えないようにして歩いた。 「・・・・・・。」 登校する生徒がいぶかしげにこちらを見つめる。それは自分が逆方向を歩いているのと大きなベッドホンのせい。 もう慣れている。 そういえばハルカやチョウはどんなに注目されてもへっちゃらだったな。 「ふぅ・・・。」 先ほど考えない、といいながら部活のことを考えてるな。 結局自分にあるのはあの部活だけか。