・・翌日・・


side ユズ


「ふわぁぁー。」


朝は嫌いだなー。
まぁ問題はそんなことじゃなくて、


「部活・・・行かなきゃ。」


あの場所が居心地悪いわけじゃない。むしろその逆だ。

でも。

あいつがいる。
話してから、なんだか気まずい。何を話せばいいのか。

また傷つけるかもしれない。


カチャ・・・と自分のベッドホンを触る。

自分はこんなにも弱くなってしまった。


「はぁ・・・。」


朝からため息が止まらない。