いきなりチョウは叫んだ。
「なんですの?あの意味不明な物体は?!」
「えっ・・・ああ、たこ焼きのことか?」
「たこ焼き・・・?何で焼くだけなのに丸くなっているのかしら?」
こいつ。たこ焼きも知らないのか?今までどうやって生活してきたんだよ。
「あなた、買ってきなさい。」
「お前が行けよ。ほら、初めてのおつかいだ。」
「なんだかムカつきますわ。ま、いいですわ。カードでいいかしら。」
「ストーーーーーーーップ」
今聞き捨てならないことが聞こえたぞ。
「町の祭りだぞ!カードでいけるわけあるか!現金だ。現金。」
「うるさい男ですわね。・・・1万円で足りるかしら。」
・・・・。
「アホかーー小銭に決まってんだろ。」
「ちょっと・・・。」
不意にハルカがオレは肩を叩いた。
「なんだよ、ハルカ。」
「言っとくけど、あんたいま【女の子】の格好してんのよ。」
はあぁ?オレは男・・・・・・って。
「あは・・・。」
「さぁ、早く買って来てくださいまし。【ナオさん】?」


