「え・・・マジで言ってんの?」

「もちろんあ、もちろん夕方からだけどね。」


胸を張りふんぞり返るハルカ。
別に嫌じゃないがいきなりすぎるというか、なんというか。
一方、後ろの方からなにやら荒い息が聞こえてきた。


「・・・はぁ・・・・・ハルカ様の・・浴衣姿・・・・・・きっとどこの大和撫子よりも輝いているに違いないですわ・・・・・!わかりました。このわたくしが全力を持って浴衣を用意させていただきます!!」

「ナイス、チョウ!」


その光景に圧倒されながらも、オレは一応聞いてみた。


「部活はいいのか?」

「大丈夫大丈夫。どうにかなるでしょう。」


アッバウト・・・。
サヨとユズの方はいつもと変わらない反応だった。


「見慣れた女子が浴衣を着て、その姿に萌える・・・まぁ典型的な夏祭りの風物詩だねー。もちろん行くともさぁ。」

「別にどっちでもいい。(ピコピコ)」


盛り上がる場の空気。
もちろん断るわけがなかった。